友人の移り住んだバララットに週末使って初上陸してみた。

正直な感想、かなり好き。
バララットがいいって言うかあいつの住んでいる家の環境、
雰囲気がもう俺をとろけさせてた。
着いてとりあえずブッシュでしょってことで、つれてってもらう。

少し移動すれば人の手の届かない存在に囲まれる。
それはきもちのいいこと。

帰宅してやっぱりダラダラ。
ジャッキー・チェンの若かりしころの神技などを鑑賞。

この空気、このだらけかた。
撮影も目的のひとつだったのでちょっとナーバス気味だった俺の神経がいっきに緩みだす。
再認識した。
こういう場所と空気の家に住みたい。
だめーな感じでゆっくりゆっくり時間が流れて、友達が遊びに来て
ぼやぼやしてると夕方になって、飯作って酒のんで。
ここに住んでる友人は陶芸やってるんだけど、たぶんベストの製作環境なんじゃないかと思う。家に工房だってあるし、あの静かに優しく流れる時間はすごく集中させてくれる。

そして黒猫もいる。
今回はここの大学にいる陶芸の先生の撮影もかねてた。
すごく気さくないいおっちゃんだったが、その手の動きはジャッキーに劣らず神技であった。すごく微かな指先の動きでダイナミックに器が変わっていく。split rim(器のふちを2つに分ける技術)も披露してくれた。
30年。陶芸30年。俺の人生より長い。彼の30年から生み出されたそれらの器は、生まれる瞬間に立ち会った俺にとってはもうただの器じゃなかった。
この前、靴職人の撮影もあったんだけど、やっぱこういうのがあっていると最近実感してる。ファッションとかとは出るアドレナリンの量が違う!
いや、アドレナリンだけじゃなく、場を作りこんでいくよりも目の前で変わり続ける状況にいかに対応するか、ってほうが面白い。変わっていくのを見てるだけでも面白いのに、それをいかに写真にしようか考えながら動いてるってのが気持ちいい。いい緊張感に包まれる。
そしていろんな場にもぐりこんで見て感じて、色んな人に会える。
俺も友人宅で製作に挑む。経験30年どころか0分の俺は当然うまくいかず。
頭には神技のイメージがあるのに手が動かない。
経験0分から3時間になったころ、ようやく器らしきものが生まれる。
うまれたそいつは実に不細工でお椀なのか湯のみなのかわからない微妙なシェイプをもった個性的なやつだった。しかし俺にとってはかわいくてたまらない。「わが子が一番!」という母の気持ちをちょっと理解。
にしても陶芸は面白い!
自分の微かな指先の動きが作り出し、そして変化し続ける円の紋様を見ているだけでもにやけてくる。
そんな感じで色々収穫の多い週末だった。
また今度、なんーもなしの週末に行きたいね。




